成人を祝うことば

成人を祝う会祝辞
後藤さん、成人おめでとうございます
そしておかあさんにも、心をこめてお祝い申し上げます
それから、これまでの20年間というひとくくりについて、本当にご苦労様でした
後藤さん、きょうは成人を迎えたあなたに、いぶきの仲間みんなでお祝いをいいたくて、この会を開きました
どんな気持ちでしょうかね
ひとことで成人とか大人とかいわれてもなかなか実感できないかもしれない
簡単に言うとね、
日本中の人が、あなたを一人前として認めるんです
その証として、いろいろなことをあなたに権利として認めていきます
今月の29日には岐阜市長選挙があります
ひとつのたしなみとして、お酒も飲んでいいよ
そのかわり、きちんとしてくださいということもはっきり言われます
自分の心と身体は、自分でしっかり管理してくださいね
社会のルールはしっかりまもってくださいね
それができないときは今までよりも厳しくしかられたりします
なんで急に?ととまどうかもしれない
でも、それが大人になるということです
今から20年前の2月8日
あなたはこの世に生まれました
そのとき、僕はあなたのことを知らなかったけれど、
あなたが生まれたことを、心から嬉しく思い、大喜びした人がたくさんいた
きっとこんなに小さかったんだよ
でもあなたをみて、嬉しくて涙を流した人がたくさんいたことは間違いない
そして、それから20年の間に
あなたを大切にしてくれる人がどんどん増えていった
そうやってあなたは生きてきたんだ
その中で、一番喜んでくれた人、一番大切にしてくれた人
そしてこれからも、一番あなたのことを大切に思いつづけてくれる人は誰だかわかりますか
お母さんだね
これは僕が成人を迎えるあなたに一番お願いしたいことです
家族を大切にするといい
お母さんを大切にするといい
家族を大切にできる人は、いろいろな人を大切にできる
こどものときは、大切にしてもらうことの方が多かったんだ
今度は、おとなになったあなたが、みんなを大切にする番です
みんなを、家族を、おかあさんを大切にできる人
それが素敵な大人です
きっとね
こどもの時よりも、大人のときの方が長いにちがいない
今までも、いろんな楽しいことやしんどいことがたくさんあったと思う
でも、これからもっともっとたくさんの楽しいことやしんどいことがあるはずです
それが生きるということです
生きていくことは、とても楽しいよ。
ワクワクして待っていてください
今日は、たくさんの人があなたのことをお祝いしています
みんなで素敵な大人になれるよう、
みんな、ひとりひとりが楽しく生きていけるよう
これからも一緒に頑張っていきましょう
2006年1月17日
第二いぶき所長 北川 雄史