Collaboration vol.21

17日にとてもショックだったこと・・・神戸の震災記念を11年目にして初めて「忘れて」いたこと。この欄にも度々登場したように、神戸の震災は北川の人生でも、特別なできごとになっています。なのに・・・でした。救いは、忘れていた理由のひとつが、成人を祝う会というポジティヴなものであったということ。少しコジヅケかなあ・・・。でも今の気持ちを丁寧に伝えたくて、珍しく原稿を書いたことは事実。
 原稿を書いたときに考えたこと。何かを本当に伝えたいなと思う時、すぐには言葉にはならなくて、今までのできごと、そのときの会話、表情、自分の心の動きなんかをずっとずっと頭の中でめぐらせて、少し言葉になりかけても、そこでぐっと我慢して、辛いんだけど、もっともっとめぐらせて、頭の中の記憶と心の中の感情が、頬と眼とこめかみのあたりですーっと交じり合うのを待つ感じです。それから初めてその交じり合った固まりにあう「ことば」を探して、見つかったときに、やっと口に出せる言葉になるような感じがしています。とてももどかしくて、しんどいんだけれども、そこまでしても伝えたいこと、そして伝えたい相手を、持ちつづけていきたいと思う。
 実践紀要の追い込みに入るこの時期。例年体調を崩す人が増えます。睡眠不足には気をつけてくださいね。でも、あえて願うことは、紀要が、「何かを本当に伝えたいなと思う」機会であり、それならば、それを共有できる職員チームでありたいということ。結局いつも同じ結論になってしまいますね。きっと、僕にとってそれだけ大切にしたいことなんでしょう。とりとめない展開、ご容赦。