2020-0124 オールしずおかベストコミュニティ新春講演会

オールしずおか ベストコミティ新春講演会にお招きいただきました。
静岡県内で障害のある人の就労支援にかかわる行政、団体、企業が幅広く参加しているびっくりするようなNPO法人です。
この団体の設立に関わられたのが人を大切にする経営学会の坂本会長で、坂本会長のご紹介もあり、今回登壇のお声掛けに至ったと、専務理事の鈴木さんから教えていただきました。
「日本でいちばん大切にしたい会社大賞実行委員会特別賞」をいただいたことが、次から次へと縁につながっていて、本当にありがたく思っています。
こうしてお話するということは、北川やいぶき視座からすると「伝える機会」ではありますが、本当はそれ以上に「自分たちの経験や学びを聞いていただき、それを活かしていただくことが社会への恩返しになることに意味があると、気付き始めたところです。

そもそも、日本でいちばん大切にしたい会社大賞につなげてくださったのは、東京でコンサルタント会社を営んでおられる田中薫さんです。自信をもちきれない僕の背中を強く押してくださりました。
田中さんとの出会いは、中小機構のTipsでの僕の講演を聴きにきてくださったことでした。
その講演の場を作ってくださったのが、中小機構のアドバイザーをしておられた原亮さん。原さんは仙台を拠点にされながらも日本中を駆け回っておられて、岐阜のソフトピアで先端研究のプロジェクトにも深く関わっておられました。当時岐阜県庁の中島守さんが、原さんを紹介してくださり、原さんはその時からずっと何か協力できないかと考えていてくださり、いぶきのものづくりの物語の講演をわざわざ東京で設定してくださったのでした。
ちなみにその中島さんを紹介してくださったのは、現飛騨市長の都竹さんだったりします。
僕は幸せ者だなあとあらためて思うわけです。

話を戻して、静岡での講演会。
準備の段階からとてもしっかりとしたご対応で、こちらが恐縮することばかり。
こんなポスターが全県に配布されたそうです。

当日は立派な会場に120名を超える方がお越しになっておられました。静岡県の局長さん部長さんまでお越しになっていて、緊張も倍増しましたが、用意した以上のことをお話できるわけでもないので、戸惑いつつ…happy-happy partnership mapをベースに僕たちの価値創造に思うところをお伝えした次第です。
みなさんが熱心に聞いてくださるおかげで、いつもより熱めに語ってしまいました。
90分の時間いっぱいを費やしてしまって、全体対話的な時間を作ることができなかったことが反省ですが、降壇したあと、たくさんの方が名刺交換にお越しくださって大変恐縮しました。
もっとお話できればいいのになあと思った方もおられて、残念だったのですが、「また来ればいいんだ!」と気楽に考えることにしました。

静岡県のためにもご協力いただけますか?と県の要職の方にお声掛けくださったり。
ひとつの事業所、ひとつの地域…そこだけが頑張っても社会は変わらないわけで、できる人、できるタイミング、できる環境にある人がその時その時頑張って、みんなでバトンをわたしひろげて培ってきたのが福祉の歴史だとした、僕がいまできることは決して閉じてはいけないことだと思っています。

アドバイザーをしておられる方とは、国の施策的にはこうなんだけれども、本当はみんなここがおかしいって思ってますよね。その部分で寄り添っていきたいのにできない辛さってなんなんでしょうねって…。

そんな話ももっとできたらよかったなあと思いました。
また機会があれば、僕の方こそ嬉しく思います。

メイドインジャパンプロジェクトでお世話になった後藤としかずさんとも8年ぶりに再会できました。干し芋の話をしたり、在来のお茶畑の風景に静岡の人はびっくりしたんじゃないかっていう話をしたり。感激でした。

いつも会社でいぶきのお茶を飲んでくださっている社長さんにもご挨拶できました。その方、パストラルいぶきの寄付活動にもご協力いただいていたのですが、その場では思い出せなくて、あとで慌ててお礼のメールを差し上げることになってしまいました。思い出せてよかった…。

そんな元気をたくさんいただいたひととき。
参加された方からの評価も上々だったと、後から教えていただいてホッとしました。
その日は残念ながら富士山を眺めることはできませんでしたが、また来ることにしたのでよしとしました。


会場のグランシップを後にして、JRでそのまま移動するのがもったいなくて、わざわざ静鉄の長沼駅まで歩いて乗車。
Googleマップで静岡駅界隈を下見していた時から気になって仕方なかったのです…笑。
気になっていたのは乗車することよりも、新静岡駅とJR静岡駅とがわかれて形成されている市街の様子だったりするのですが、そのためにはぜひとも新静岡のターミナルに「到着」してみたいと思っていました。
カッコよかったです!
静鉄レインボーもなかなかいい感じでした。

夜は静岡の旧友とも楽しいひととき。
あっという間だったので、ここでも結論は「また来ればいいんだ!」ということ。

その日を楽しみにしています。