縁側へ

昨日は故郷・神戸でシゴトすることができました。
多感な頃を過ごした街で、本当にささやかなことなのですが、少しは成長した(と信じている)自分が役にたてることがあるというのは、なんだか嬉しいものです。
25年も離れた街だから余計にそうなのかもしれません。
お招きくださったのは、障害のある方の学びの場「エコールKOBE」を運営するWAPコーポレーションさんが核となって開催されるWAPふれあいまつり
そのプログラムのひとつに「作業所大交流会」でお話するようになってもう3年がたちます。
WAPコーポレーションの岡本社長と初めてお会いしたのは東京の日本財団でのイベントでのこと。
私がいるいぶき福祉会のブースに、「これこれ!これオモロイなぁ…!」と登場されてから、もう4年もたちます。
社長が手に取られたのはもちろん招き猫マドレーヌ。
招き猫マドレーヌは、私たちに素敵な人との巡り会いをもたらしてくれる「縁紡ぎ」のアイテムです。
それからずっと折に触れては「お〜、元気かい?」と気にかけてくださり、私は、その度に一瞬で神戸に帰った気になって気持ちがほぐれたりしています。
昨日のセミナーで一緒に登壇したのは、大阪にあるNPO法人コーナスの白岩さんでした。
岡本社長に「ここ、すごいねん!」とご紹介していただいてから、年に一度ここでお会いして存じてはいたのですが、白岩さんの講演を伺って、その意味が分かったような気がしました。
ほんの30分ほどの紹介にすぎなかったのですが、「大切にしているもの」の感性に引き込まれる感じ。
アート活動をされているのですが、「何をやっているか」ではなく、「何を大切にするか」ということでつながる感じがしました。
私がいぶきで大切にしたい「かけがえのない存在」ということ。
そして岐阜の街で、いぶきがこうありたいというイメージ。
人として、日本を愛でる一人として忘れてはならないこと。
こういうことを、地に足をつけて共感できるような気がしました。
コーナスさんは、大阪・阿倍野の町家をつかっておられるそうです。
縁側が寒くならないうちに、お邪魔しようと思います。
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