プレゼント

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昨日は第二いぶきの保護者会でした。
利用者さんはみんな18歳以上なのに「保護者」が集まるの?といわれそうですが、それは今日はさておき…。
毎回保護者会の最後に、普段の様子を撮ったビデオを上映することにしています。
第二いぶきの利用者さんがこんなに生き生きと活動しているんだということを知ってもらうため。
保護者の方は、
「わが子」のことはわかれども、第二いぶきの作り手としての姿は知らない。
どれだけ誇りのあるシゴトをしているのか、
どれだけボクたちが、彼らのことをリスペクトしているのか、
そんなこともコトバだけじゃ伝えきれない。
「うちの子にそんなことはできない」的な思い込みもあります。
だからまったく関係ない人よりも、むしろ伝わりにくかったりします。
でも、ボクは知っています。
ビデオを見る時、誰もがその日一番穏やかな表情をしてらっしゃることを。
ボクにビデオの感想を述べられるとき、少し誇らしげな気持ちがこもっていることを。
そして、
帰り際、それぞれの工房でかける声が、とってもやさしいことを。
ボクは、自分の子どもの自慢をするのは親の特権だと思っています。
世の中すべての親の特権。
障害のある方の親さんは、どうしてもその機会が少なくなってしまいがちです。
本当はそんなことないのに…。
ボクは、親さんたちのためにシゴトをしているわけではありません。
でも、
親さんたちに、わが子の自慢をしてもらえるような第二いぶきにしたいと思っています。
あえていうなら、それは、第二いぶきの素敵な仲間たちを育ててこられた親さんたちへの、リスペクトの気持ちを込めたささやかなプレゼントのようなものかもしれません。