1994年7月6日(水)
いぶきが社会福祉法人として認可された日です。
社会福祉法人いぶき福祉会の誕生日。
そして、翌年1995年4月に岐阜市で初めての民間法人による障害者福祉施設「いぶき」が開所しました。
我が子の働く場所を作ろうという親さんの思いから始まり
岐阜地区に共同作業所を作る会に多くの人が集う活動となり
やがて、いぶきの法人化と施設建設にむけた草の根の大きな運動と募金活動が繰り広げられることになります。
数ヶ月で集められた7000人の署名と7000万円の募金額は、あの時代、あのなんの組織もない小さな市民活動から始まった成果としては、今考えても偉業としか思えません。
理事長以下、当時のことを知る人にとって、その結実である「いぶき」によせる思いは今なお特別なものがあるに違いありません。
実はボクは、その道のりを体験したわけではありません。
いぶきの開所が1995年
ボクがいぶきの一員となったのは2年後の1997年です。
昨晩の理事会で、来年の7月に20周年の記念行事をすることが正式に決まりました。
法人始まって以来の、本格的な節目の行事です。
10周年行事が行われていてもよいのですが、残念ながら10周年の2004年という年は、波乱の時代でした。
前年の障害者制度の根本から大変革(支援費制度の導入による「措置から契約」へという大きな転換でした)のあおりをうけ、いぶき福祉会のみならず、日本中の障害者施設が大混乱していました。
その混乱は、2007年の障害者自立支援法施行後まで続くことになるわけですが、そういう状況のもと、とてもそんなことは考えられない…と見送ったままずるずると10年がたってしまいました。
そんなわけで初めての取り組み。
こめる思いも大きくなります。
あまり時間がありませんが、急ピッチで始動です。
それから最後に…。
7月6日は、ボクの誕生日
奇遇です。