Collaboration vol.8

豆塚さんから新しい写真をいただきました。成人式やいぶきまつりの様子を撮ったものもあります。また見てください。北川横の棚にあります。
 今朝、送迎に来られた親さん方(前川さん、土田さん、寺沢さん)と写真を見ながら話していたときのことです。ひとしきり盛り上がった後、ぽつりとひとこと。「親の想いとしてはね・・・・」続いての言葉にショックをうけました。「写真を撮る時にはこのよだれかけをとってもらえればなあ・・・・」とのこと。寺沢さんの話です。家でもどこでも、タオルをぶらさげていない写真がないそうです。土田さんからも、川島さんや以前の木谷さんや岩田さんの保護帽に関連して「そうやねえ」との声がありました。養護学校時代にも同じように感じたことがあり、写真の時だけとってもらうようにお願いしていたとのことでした。もちろん特別気分を悪くされたり、何でそうしてくれないの?ということではありません。「北川さん、親だからこそ感じることだからいいのよ」とのことでしたが・・・・。
 さて、何がショックだったのかはおわかりだとは思います。これを読んでいるみなさん自身はどう感じるでしょうか。もしその場に居合わせても、「だってタオルがなければ服が・・・」なんて答える人はいませんよね。でもこの寺沢さんのひとことから、そして今の日常の様子を改めて見回してみたとき、私たちはプロとして非常に奥深いところまで振り返ることができると思うんです。
 実はさきほど延々と私のその振り返りをここに書きかけていたのですが、やめました。ひとりひとりで振り返ってみませんか。読んで「ふ~ん」ではなく、振り返ってみないと力がつかないテーマだと思います。その後、お互いで深め合う機会をもちましょう。
 「気づいてくれるということよりも、今みたいに<こうしてほしいんだけど>と伝えられる関係があることが大切なんじゃない?」最後はそんな会話でした。もちろんそうです。でもそれに甘んじてはいけないんじゃないかなあ。