はなむけの日に

今春、卒業する元インターン生のはなむけの席に顔をだしてきました。
時間の隙間をぬって、ほんの少し、チラッと顔を見にことぐらいしかできませんでしたが、頑張り屋さんだった彼らの顔を改めて見て、とても幸せな気持ちになりました。
今回卒業するのは、ちょうど今から3年前、2011年3月にインターンをしてくれた谷口真紀さんと松崎雄哉くん。それからその夏に来てくれた石川優さん。谷口さんと松崎くんは、百々染のブランディング前の草木染タオルハンカチのセールスを、石川さんは、試食会を通じた果鈴糖のプロモーションを頑張ってくれました。
もうあれから3年たつんですね。
彼らが頑張ったことは、第二いぶきのモノづくりの礎になっています。
これはお世辞でもなく本当の話です。
今、百々染で誰もがその赤色の深みに目に留めるフェルナンブコのことを教えてくれたのは松崎クン。バイオリンをたしなむ彼だからこそできたことです。意を決して提案してくれたときの表情を僕ははっきり覚えています。
そして谷口さんと石川さんは、去年卒業した森陽子さんとならんで、第二いぶきに心からホレてくれた面々。
こちらが恥ずかしくなるぐらい真っ直ぐに、第二いぶきと仲間たちにホレてくれました。
いぶきの仲間たちが作った商品を、いぶきの仲間たちに負けないぐらいの誇りとあれだけの熱意をもってたくさんの人に届けようとしてくれていた姿を思い出すと、今でも胸が熱くなります。
インターンの短い期間の中で、僕自身が彼らに伝えたことはほんの少しのこと。
誰かのためにできること…その「誰か」を思い浮かべられることの幸せと、それによって得られる元気と勇気。それをまとめて「強さ」と呼ぶということ。
その強さを、ほんの短い期間に彼らはしっかりと感じ取って、その後の歩みを進めていきました。
そんな彼らにあらためて感謝と敬意を伝えなければなりません。
谷口さんはすでに身の回りのものは長崎・佐世保へ送ってあるそうです。
松崎くんは中学校の教員に。
石川さんは、思いこがれ熱意で手にした会社で。
それぞれの社会人としての一歩を踏み出すそうです。
頼もしいですね。
うらやましいぐらいの、とてもまぶしい笑顔でした。
だから最後にひとこと
インターン中の苦しいときに、いつも頭に思い浮かべた第二いぶきの仲間たちを代表して
僕からのメッセージです。
卒業おめでとう。
これからの人生、ひたすらに誠実に、社会の一員としての役割をお互いしっかり果たしていこう。
そんなあなたたちと、また話せる日を楽しみにしています。
素敵な出会いをありがとう。
自分に向き合いたくなったら、いつでもおいで。
仲間たちが当たり前に君たちを迎えるから。
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写真左から谷口さん、石川さん、私、松崎くん、森さん
第二いぶき満載のコトノネをプレゼントしました。