今年度の開所も残すところ4日となりました。なんとなく複雑な気持ちです。
契約をしていながらの親さんの話をふたつ。「本棚を整理していたら昔のアルバムがでてきたんです。あの頃はこんな時代がくるなんて想像もしてなくて、本当に楽しかったよね。楽しそうに芝生まみれになって遊んでいる写真。あの頃は北川さんも今と違ってホント楽しかったでしょう・・・笑」だって。実はそれは北川も大好きな写真でした。ちょっとしみじみとしていまいました。もうひと方の話。「今はヘルパーも妙に仕事的で、『やってやる』という人が多いんです。昔のヘルパーは『当たり前のことをやらせていただく』っていう雰囲気があって温かかった。表には出さないけれども、お金や経営のことが大きくなってくると態度も温かみがなくなってくるように感じて・・・。いぶきはそうならないと信じていますが、お願いしますね」
実は最近、「殺伐」という言葉をよく口にしている自分に気がついています。後に続けたい言葉は「だけどめげない」。ちょっとカタクナ・・・。でも、ちょっとした会話で感傷的な気持ちになると、少し肩の力を抜いて心のバランスが取れるような気がします。立ち戻る場所があることで、やさしく、かつ強くなれるのかもしれません。もちろん個人にとっても、チームにとっても。