いぶきの運動のはじまりから40年
いぶきの開所から30年を迎えます
この街にいぶきがあってよかった
いま私たちはそう思っていただけている存在になっているだろうかと自問しています
障害のある人もこの街で当たり前に働き暮らしたいというささやかな願いをかなえる活動は
時に痛みや悲しみを、時に喜びや楽しさを、まわりの一人ひとりに問いかけ続ける営みでもありました。
未来を物語り
いぶきの日常の中でひとつひとつ具体にし
「こんな風景を一緒にもっと社会にひろげませんか」という対話を通じて、
少しずつ、着実に、ここで暮らす人たちに新しい価値観を届けてきたのではないかと考えています。
それは多様な人ができることをもちより、社会を創る力に転換しつづけてきた「ケアと協働の社会モデルづくり」道のりでもあります
この展示会では、30年にわたるいぶきの歩みを、映像や写真、資料とともに振り返ります
設立30周年を迎える今年、私たちは「ケアを文化に」することに取り組み始めます
ケアとは他者と幸せになるために日常的に双方向で行われる営み
協働とは多様な人が力をあわせ、ある価値をつくりだすこと
感謝の思いを伝え、未来の物語を紡ぎ始める機会としたいと思います。
岐阜でお会いできることを楽しみにしております。