2023-0111 あらためてえんがわスケッチのご案内です

いぶきの新しい「WEBメディアサイト」が始まって2ヶ月がたとうとしています。
年末年始をはさんだこともあって、なかなか皆さんに丁寧にご案内ができませんでしたが、少しずつ記事が整ってきています。

ぜひ、皆さんにもお届けしたく、あらためてご案内いたします。

えんがわスケッチとは

いぶきとつながる人たちに、日々の出来事や考えておられることを綴っていただき、その物語ひとつひとつをいぶきの営みと関係づけながらご紹介していく場所です。
社会の中でバラバラに見える多様な人の多様な営みが、いぶきがあることでつながって、少しずつ織り重なっていくことで、取り残される人のない、誰もが安心できる寛容な社会をつくっていきたいと考えています。そんなサイトをみんなで、ゆっくりゆっくり育てる協働プロジェクトです。
ちなみにいぶきでは「いぶきの小窓」というHPでもいろいろな活動の様子をお届けしています。そこでは自分たちのことを自分たちの言葉で届けているのが大きな違いになりますね。

サイトの名前に込めたもの

ここを「えんがわスケッチ」と名付けました。
ご近所さんが気軽に顔を出したり、お茶をのんだり、ひなたぼっこをしたり。庭先で花をつんだり、トンボを追いかけたりキャッチボールや将棋をしたり。「えんがわ」は、外と中とをゆるやかにつなぐひらかれた空間です。そんな場所で、多様な人々がみんなでスケッチをするようにいろんな願いや想いを描き、語りあえればいいなあと思っています。
時には困りごとや不安が思わぬ形で良い方向に向かったりすることがあるかもしれません。そんな話題が少しずつひろがって、関わる人が増えて楽しさも膨らんで、何か新しいことが始まる。そんな風景が、みんなのスケッチブックにたくさん描かれていくことを願っています。

綴ってくださっていること

えんがわスケッチで連載を始めてくださっている方は、2023年1月の時点でもう15人もおられます。まだまだこれから始まるみなさんもたくさんおられます。ここではそんなみなさんを「えんがわピープル」とお呼びすることにしています。
いぶきと関係のあるものもあれば、えんがわピープルご自身の日常の風景を綴ってくださることもあります。えんがわスケッチが始まる時に、こんなキーワードをあげていました。
協働、価値創造、生きづらさ、いのち、デザイン、アート、ケア、多様性、コミュニティ、物語、おいしい・たのしい・うれしい、安心、人々のつながり…。
でも、始まってすぐ、キーワードに合わせて綴ることの無意味さに気がつきました。新しい物語がうまれるたびに沸いてくる気持ちは無限です。
今は文と写真が中心ですが、表現方法も変わってくるかもしれませんね。音や声、写真、動画、描画などなど。それもどうぞお楽しみに。

表現で大切にしたいことがあります。

えんがわピープルのみなさんに、表現のうえでお願いしていることがあります。何を綴るか以上にどう綴るか。お願いした時の文章をそのままご紹介します。

私たちはwin-win の関係ではなくhappy-happy のパートナーシップを大切にしています。
勝ち負けよりは共創・協働。ともに学び、ともに幸せになりたいと思います。
ですので、できることなら競争・戦いのメタファー(比喩や用語)のないスケッチにしたい。
私たちの日常には想像以上にそういう表現が浸透しています。
戦略、作戦、勝ち取る、奪う、打ち負かす、巻き込む、ターゲット…などなど。
いぶきでも、ひとりひとりの尊厳を大切にする言葉を選ぶことを日頃より心がけています。
このサイトでもそう願います。ご理解いただければ幸いです。
次の世代を担う若者たちにも届く丁寧な言葉を大切にしつづけたいと思っています。

いかがですか?

願っていること

ここに綴られる物語にふれた方が、おおらかで、ひとりひとりが輝いている社会っていいねと思ったり、それが私たちの日常のすぐそばにあることに気づいていただければこんなに嬉しいことはありません。
言葉にすること、スケッチにすることで、人と人が結びついて私の願いがみんなの願いとして叶うことがたくさんあります。そんなメッセージをここから届けたいと思います。
「ストーンスープ」という民話があります。
みんなができることを持ち寄るうちに、何もないところからほっぺたが落ちるほどおいしいスープができあがり、気が付けばそれと同時に素敵なコミュニティが生まれている話です。
このサイトがそんな場所になることを願っています。

小さくはじめたこのサイトも、少しずつ大きな広場になっていくことを願います。
そのために、サイトの運営はみんなでワイワイしながらできれば楽しいだろうなと。
運営する人のことはなんと呼びましょう?
えんがわスケッチ係?
メンバーが増えてきた時に一緒に考えましょうね。
案外その日は早いような気がします。

長々と綴ってしまいました。
最後まで読んでいただき、感謝します。
あわせて
これからものんびりとお付き合いいただけることを心から願っています。
どうぞよろしくお願いいたします。

えんがわスケッチの言い出しっぺ 北川雄史