2017-1106 襟元のぬくもりを

少し冷え込むようになった先月末、「こういう時こそストールじゃないか」と思い立ってスタッフにすぐメール。やっと今日、時間がとれました。
考えていた色合いとは少し違うものの、巻いてみると意外にいい感じだったので、そのまま巻いて帰ってきてしまいました。

京都の川端商店さんから紹介された知多木綿の肌触りがとてもやさしくて、第二いぶきの鮮やかさと深みの混じった染め色も、変わらぬ安らぎを与えてくれます。
ひとつに絞るのが惜しくて選んだ二本。
一本は明るい藍。
もう一本はドクダミと月見草とクサギの重ねて染めた鶯色。
「いつ染めたやつ?」
「染め手は誰?」
その風景を思い浮かべながらコトバをかわした後で、じゃあ一緒に入ろうか!と急遽モデルにかり出してしまいました。
そんなんだったらもっといいシャツ着てきたのに…とつぶやく気持ちはわかりますが、一息ついた直後の工房でのスナップ感も僕は好き。
なによりふたりともよく似合ってるから大丈夫だよ…!(笑)
百々染とはまたちがう、第二いぶきのもうひとつの物語。
君たちみんなで紡いでいるのだから、その笑顔でこれからも進んでいけばいいのだと思う。

肝心のストールですが、今年度はほとんど講演をしていないので、なかなかお披露目する機会はありません(ご存知の方も多いと思いますが、僕は人前でお話するときにはいつも百々染のストールを身につけるようにしています)。
でもせっかくなので明後日からの出張には巻いていこうと思っています。
どちらにするかはその日の朝の気持ち次第。
どちらにしても、作り手の顔が浮かんで嬉しいことに変わりはありません。IMG_4697
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