2017-1105 モノづくりの空気に触れると思い出す

大事をとってお伊勢参りを断念し岐阜技能フェスティバルへ。
ボウズの手元を見つめながら、常滑のINAXライブミュージアムで何度も眺めた輝く泥団子を思い出す。

いぶきのモノづくりは知多半島と切ってもきれない縁がある。
マドレーヌも染め物もジャムも、かけがえのない役割を担う障害の重いとされる人たちのことも。15年分の物語は語り尽くせない。
それにしても、モノづくりの会場の空気は心地よい。
体験を楽しむ子どもたちの姿が、いぶきでやった草木染めのワークショップの時と重なる。
利用者さんが講師を務めたのも忘れられない思い出。
誇りは人をひとまわり大きくする。

会場片隅の小さなブースで、いいものを発見。
京都の雑貨店のパッケージになっていたけれど、モノは淡路の瓦のようだ。
思い出したのは、招き猫バスボムの発想。
型はある。あとは何を詰めるか。
そこに縁起物か日本色か伝統工芸を紐付けることができれば…。
7、8年前にバスボムを断念したけれど、今度はうまく繋がるかもしれない。
話し込みかけたらボウズが袖を引っ張った。いい勘をしてやがる…。
そんな一日。
夕刻、新しい野帳に静かに線を引く。
PCに例えるなら、メモリを開放して処理とタスクを明確にするするための外部メモリみたいなもの。
作業の傍ら、Spotify でJ-Hits Rewind。つんくの歌声にムスメが驚く。
会話の量は減っても、つながれる点はむしろこれからどんどん増えるのかもしれない。

 

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