地元・出屋敷の皆様への新年のご挨拶

毎年、仕事始めの日、一番のシゴトは、第二いぶきの地元・出屋敷地区の皆さんへのご挨拶回りです。
一軒一軒を利用者さんと職員で手分けしてたずね、ご挨拶とともに気持ちばかりの品をお届けにあがります。
今年は1月4日の仕事始めの日に、当の出屋敷でお葬式があったため、その日のご挨拶は遠慮。
週を改めて今日これからご挨拶にまわることにしました。
以下は、その時に添えるご挨拶文
毎年私が綴っております。
よろしければお目通しくださいませ。

出屋敷の皆様へ
新年を迎えるにあたり、謹んでご挨拶を申し上げます。
旧年中は、多大なるご理解ご支援を賜り、誠にありがとうございました。
こうしてまた新しい一年を迎えることができますことを心より感謝するとともに、本年も変わらぬご支援を賜りたく、ご挨拶申し上げます。
昨年も、第二いぶきは充実した一年を過ごすことができました。
利用者さんが生産するいきなりだんご、百々染(地域の草花でシルクを染めたもの)や手漉き和紙のブックカバーなども引き続きご好評いただいており、
本格的に始めたジャム「りすのほっぺ」シリーズも軌道にのってまいりました。
毎週火・金曜日開店の「よって味亭」にも足を運んでくださる方が増え、その流れもあって最近では北野での出張販売も始めるようになりました。
単に商品を買ってくださるお客様が増えることよりも、それを通じて地域の方をはじめたくさんの方との「つながり」が増えることが、私どもにとってなによりの励みとなります。
これも一番近くで見守ってくださる皆様のおかげと存じます。
ケアホーム「パストラルいぶき」もまもなく開所して二年がたとうとしております。
18人の利用者さんも、平日はここで、週末は実家に戻って穏やかな日々を過ごしており、
年末に大掃除のために集まってくださったご家族の方々の穏やかな表情を見ても、改めてこのホームの存在の大きさを感じた次第です。
重ね重ねで恐縮ではございますが、開所にいたる経過での私自身忘れることのできない出屋敷の皆様のご厚意に改めて感謝の言葉を申し上げます。
今年、第二いぶきでは、2月からだんご工房と「よって味亭」をあわせたごく小規模な増築をいたします。
また4月には特別支援学校を卒業したばかりの利用者4名を新たに迎えます。
総勢56名になる利用者さんとほぼ同数の職員で、一日一日を大切に過ごしてまいりたいと思います。
本年も、お世話になることもあるかと存じますがどうぞよろしくお願い致します。
末筆ながら、皆様のご健康とますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。

平成25年1月7日
第二いぶき、パストラルいぶきの利用者、職員を代表して
施設長 北川 雄史