いぶきまつりの直前です。17回も続いてきたことを、改めてすごいなと思っています。
いぶき福祉会が今年14年目を迎えているわけですから、法人の歴史よりもいぶきまつりの歴史の方が長いことになります。(法人をつくる活動の一環として始まったわけですから当然ですね)北川が知っているのは第6回からです。当時は職員も仲間も今の3分の1程度。後援会や親さんたちや、養護学校在学中の親さん方も入り混じっての準備、当日運営、片付けでした。準備も一日がかり、片付けは当日で終わるはずもなく、まつりの代休は、実は職員が後片付けをするための日でした。
以前は、養護学校在学中の方で、いぶきの活動を一緒にしたいという方々の集まりがありました。「未入所親の会」と呼んでいましたが、第二いぶきでは、前川さん、堀さん、井川さん、馬淵さん、木谷さん、川島さんなどなど、たくさんおられました。北川が前川さんや堀さん、井川さんなどと初めてお会いしたのは、未入所親の会の代表として、まつりの実行委員会に出てこられていた時でした。ちなみに、当時の実行委員会は土曜日の午後2時から。当時はまだ土曜日にも学校があって、終わってから急いで島のいぶきまで駆け付けてきてもらってもその時間にしか始められなかったからでした。未入所のみなさん(鮎子さんも佳恵さんも、聡子さんもきてきれてくれていました)や、後援会として山田先生や近藤先生(ご存じない方はベテラン職員に聞いてください)などが、やりくりをしながらわざわざ土曜日の午後に駆け付けてくれていました。
いぶきまつりは、たくさんの方が、いろいろな立場から、そしてずっと長い間支えてきてくださっていることを実感する貴重な現場です。特に若手の職員のみなさんにはそういう意識を強く持って、あの場に集う方々と接してほしいと思っています。支えてもらっているのは、仲間だけではなく、私たち自身も含めた「いぶき」であることをお忘れなく。そしてこれからも支えてもらえるいぶきでありつづけられるかどうかは、私たち自身にも大きな責任があるということも。
明日、明後日、私たちのふるまいで、まつりをさらに素敵なものにできれば嬉しくありませんか。
【Collaboration2008 vol.2より】