月並みな話から・・・トリノオリンピックで荒川選手がエキシビジョンで使用して一気に話題になった曲 ♪you raise me up♪~の歌詞をご存知ですか?
身も魂も疲れ果てるとき
苦難にあって重荷を負うとき
じっと静かにあなたを待つ
そばに来て共にいてくれるまで
あなたが引き上げてくれるから
山々の頂にだって立てる
あなたが引き上げてくれるから
荒海だって越えられる
あなたに支えられるなら
私は強くなれる
あなたが引き上げてくれるから
自分を超えられる
世間が金メダルで湧いている頃、ラジオで紹介されるこの訳文が耳にはいってきました。欧米文化らしく「あなた」とは神様のこととのこと。そこまで高尚になると現実感がなくなりますが、私たちの日常の生活の中でも、支えあうこと、感謝すること、めげないことを忘れちゃいけないな・・・と仕事帰りの車中、真っ暗な田舎道を走りながら考えてしまいました。
新年度単価を元にした来年度の経営状況にしかめっ面をする毎日。その一方で、個別懇談の場で保護者の方々とゆっくりお話をする機会をもつことができています。話の内容はもっぱら来年度の具体的な自己負担の金額にならざるをえません。残念ながら決して楽しい話ではありませんが、直接顔をみながら言葉を交わすことで伝わってくるものがたくさんあります。殺伐としてしまいかねない情報が次々と押し寄せて来る中で、誰一人としていぶきに対して「なんとかしてよ」とは言いません。それもまた辛かったりします。それどころか「みんなでなんとかしようよ」という空気があります。出口が見えなくて、意見や思いを交わしながら、前に進んでいきたいと思います。「なんとかしてよ」が「みんなでなんとかしようよ」となれたとき、チームが強くなれるんじゃないかと思っています。北川が責任逃避するものではありません。僕も頑張るから、みんなもよろしく。月並みだけど素直な言葉です。