所詮チームです

これから和歌山へ行きます。
麦の郷という歴史ある共同作業所にお邪魔します。
麦の郷を舞台にした「ふるさとをください」という映画があります。
脚本はジェームス三木さん。
全国で上映会が開かれ、いぶきも岐阜で上映会を開きました。
ちょうど、いぶきのケアホーム「パストラルいぶき」建設資金の募金運動をしていた頃で、映画をご覧になって帰られるお客さんたちをホールで待ち受けて、みんなで募金のお願いしたことが思い出されます。
ちなみに募金活動は半年の間で6000万円を超えるご協力をいただくことができ、今なお感謝の気持ちを忘れることはありません。
そんな麦の郷に、京都のほのぼの屋の西澤さんをはじめとする皆さんでお邪魔します。
こうした出張には、できるだけスタッフを同行するようにしています。
現場を手薄にしてまで、別に用事があるわけでもないのに…。
別にキタガワひとりでいいんでしょう…?
そんな声があるかないかは別にして、
連れて行くことは大切だと思っています。
今回は、ボクが登壇するセミナーも現地であるので、そこにも受講者として参加させます。
別に「カバンモチ」をさせるわけではありません。(そんな身分でもありませんし…笑)
現場のスタッフは、なかなか他の事業所の現場をみたり、そこのスタッフとしっかり話したりする機会がなかなかとれません。
いわゆる研修会もないわけではありませんが、そこはあくまでoff-JTの場。
肌で感じるところまではいかないものです。
いろんな意味があります。
例えば、
ボクが外で語るいぶきの話をききながら、客観的に自分たちの実践を振り返ってみる。
自分たちの実践がなんぼのものか、他の方の反応から感じることができる。
ボクの「伝え方」を見ながら、こうやって自分たちの価値を伝えていけばいいんだとわかる。
あるいは、
仮にスタッフだけでそこにお邪魔する時と比べて、会える人、される話、見える場所、いる時間(飲む時間もふくめて…)が格段に広がる。
いぶきのこととどのように絡めながら考えていけばよいのか、ボクと共有することができる。
ボクと一緒でないと意味がないという意味ではありません。
そういう出張や派遣研修は、一時よりは絞り込んでいますが、それはそれでかなり積極的にやっているつもりです。
ボクの出張をスタッフの育成機会として活用するという方針をこれからも続けていこうと思っています。
当人たちはどう思っているか…。
それは、やるやらないには関係ないことなので、気にしません…笑。
先月の京都のセミナーには2名。
2つの事業所から1名ずつなので、現場的にはなんとかなります。
行ってよかったと言ってくれました。
今日からの和歌山も2名。
これぐらいの距離であれば車で行くので、交通費は同じですし。
スタッフにとっていいことだから…といいながらも、ボクにとっても意味があります。
本当は、出張はひとりで行くのが好きです。
その場その場でシゴトのネタ探しに寄り道したり、計画変えたりするタチなので、身軽でないのがいやなのです。
でも、スタッフと行くとそれなりに緊張感があります。
ボクだって少しは背筋が伸びます。
あとから共有できる人がいるのは、まんざらではないし、
職場へのフィードバックも、彼ら自身が語ってくれたりします。
第二いぶきの中で語っていることと、外で語っていることに大きなズレがないか、
あるいは、もう少し加えた方がいい視点などの、フィードバックももらうことができます。
所詮、ボクたちはチームですから。
ボクが特別なことをやっているわけではなく、ボクの今の役割がこうだというだけのことですから。
和歌山へは3時間ほど。
途中、阿倍野にも、奈良にも寄りたいところがあるのですが、今回は日程的に無理があるので断念します。
そろそろ支度。
今日は娘も遠足です!
PB030155_Fotor-1.jpg
岐阜は柿の産地。
いよいよシーズン到来です。
これは富有柿ではありません。
ジュクジュクになるのを待ってます!